印材

煌雅厳選素材:各素材ランクで複数のメーカーから良品を厳選します。

印材のランク等の表記において、各店でそれぞれ名称を付けていますが、当HPでランクは印材メーカーからの仕入れ表記とし、独自の表現は致しません。名称はH16.9.1からの新名称。明確表記をしております。

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象 牙   印材の王様。象の牙は切歯(門歯)が発達したもの。

 適度に吸湿性があって手になじみやすく、程よい硬さがあり、耐久性や耐摩耗性が高く、彫刻にも捺印にも最適な印材とされています。気品のある色艶、きめ細やかな肌合いは観賞上も美しいものです。 象牙は部位によってランクがあり、中心に位置するほど目が細かく揃っているため、彫刻もしやすく貴重。
 「芯持」と呼ばれる印材は、高価であるが、神経が通っていた芯部は空洞のため、彫刻には不向きである。また、芯の部分を横にして採られた印材は、「横目」「日輪」と呼ばれている超高級印材だが、彫刻には不向きである。
 ワシントン条約で1989年に輸入禁止になりましたが、現在日本国内で流通しているものは輸入禁止以前の在庫か、一時的に解禁された際の合法的なものです。象牙の取扱い事業者は種の保存法による特別種事業者登録にかかわる登録番号が必要です。(登録番号 T-0-18-01062 )適正に入手された象牙から製造された象牙製品には政府認定のシールが付きます。


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牛 角(うしのつの)

旧称オランダ水牛。オランダが原産国でもなく、水牛でもないため、平成16年から、「牛角」に名称が統一されました。陸牛の角から採れる印材です。硬さ、弾力ともに印材に適しています。全体色のベージュ色に黒や茶色の模様があるのが特徴です。色によって希少価値・名称が違い、黒や茶色の模様が少ないほど希少価値が高くなります。

黒水牛

水牛の角。牛角と同様、硬さ、弾力ともに印材に適しています。黒く艶のある美しさが特徴で、一本の角から一本しかとれません。

(つげ)

 柘植の木。すべて国産品。現在は薩摩産がほとんど。硬度が高く精密な彫刻がしやすい。また、これまで「シャムツゲ」と呼ばれていた素材は「ツゲ科ツゲ属」の植物ではないため、平成16年から「アカネ」と表記されています。

オノオレカンバ

 斧折樺。名前の由来は、斧が折れるほど堅いといわれているから。商工会むらおこし事業の一環として、平成5年に六郷町で開発された印材です。

※その他、マンモス・カバ・マッコウ・黒檀・白檀などもあります。

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ケース

トカゲ・印伝・牛皮・牛モミケースの他、ワニ皮・オーストッリチケースなど多くの種類のケースがあります。
*印伝は染色した鹿革に漆で模様を付けた山梨の伝統工芸品です。

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化粧箱

桐箱・別珍ケースの2種類に、1~3本入れ・1~3本+朱肉入れがあります。

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使用目的

実印・銀行印・認印・名刺印・落款印

極端に言えば、一人一個の印章(ハンコ)を持てば、用は足ります。しかし、印章は大事な取引に多く使われます。目的に合わせて何種類かの印章を使い分けることが、トラブルへの予防になります。最低でも、実印用・銀行印用・重要な書類用の認印・その他多くの書類用の認印に分けて使うことが賢明です。

実印:役所に印鑑登録の申請をして受け付けられ登録の済んだ印章(ハンコ)のことを実印といいます。印鑑登録は成人になれば、誰でもできますが、原則として一人一個に限られます。契約書をはじめ不動産取引、自動車や電話の取引、遺産相続など公正証書の作成や官公庁での諸手続きに必ず必要です。実印は姓名を彫刻した方が安全であり、書類の内容をよく読んで、慎重に押印することが大切です。普段は使わないため、大事に保管してください。

銀行印:銀行または証券会社等に口座開設する際に用いる印。偽造による被害拡大防止のため、口座ごとに使い分けている人もいます。盗難による被害防止のため、銀行印と通帳は別の場所に保管してください。

認印:一般に申し込みや受け取りなどの証明用として用いられる印。重要な契約の場合、判を押したという行為という行為の中身は全く同じなのだし、その意味で法的責任は実印のそれと全く同じである。複数持ち、重要な書類用と、そうでない場合用とで分けて使うことをお勧めします。会社や団体の場合、角印が使用されています。

落款印:落款とは落成款識の略で、自分の書いた書画などに自分の姓名・雅号などを証として書き入れることを言います。その落款の下に、その人の証として押す印が落款印です。落款を入れず落款印のみで済ます場合もあります。
落款印の使用例
書道、絵画、手紙、はがき、絵手紙、メッセージカード、一筆箋、シール


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